各新聞によると、東芝は2017年3月期連結決算の監査について、現在のPwCあらた監査法人を変更することを断念したとのことです。
引受先が見つからなかったとのことで、2018年3月期については引き続き後任を探しているとのことです。
第3四半期決算でPwCあらた監査法人はレビュー報告書に「意見不表明」としましたが、この期末は一転して「適正意見」が出せるかといったら、やはり疑問がありますね。
今日、東芝の決算短信発表のようですので、どのような説明があるのか、興味深いところです。
それにしても、大手のPwCあらたが意見を表明できないのに、他の監査法人が意見を表明できるなんてことが考えられるのでしょうか。
公認会計士協会だけでなく金融庁から検査に入られることが確実な案件ですし、そんなリスクを負う監査法人があるのでしょうか。
2018年3月期はWHや各子会社の売却も進んで、頭の痛い事案はなくなっているかもしれませんが、進んで火中の栗を拾う監査法人があったら見ものですね。