ビットコインという言葉は新聞紙面上でよく目にします。
記憶に新しい”マウントゴックス破綻”という事件から、何となく胡散臭い、怪しいもの、という気になってしまっているのは、私だけではないはずです。
しかしながらそれ以降も”ビットコイン”や”仮想通貨”という言葉は浸透してきています。

そもそもビットコインをはじめとした仮想通貨の仕組みが全然わかっていなかったので、
これを機に基本だけでも知っておきたいと思っています。

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仮想通貨革命—ビットコインは始まりにすぎない
野口悠紀雄著

仮想通貨法の改正が、平成28年5月に可決され、ビットコインなどの仮想通貨の規制が導入されることになったようです。
仮想通貨交換業は登録制になり、マネーロンダリング規制も盛り込まれているようです。
法の整備が進み始めているものの、まだまだ追いついていない状況です。
現時点では、仮想通貨は所謂通貨や有価証券ではなく、「モノ」であるとされており、
交換相場に大きな変動があり投機的な保有目的もあると思われますが、金融商品会計の対象というわけではなさそうです。
また、税法上も資産の譲渡として位置付けられ、消費税法、所得税又は法人税の課税対象となるとされているようです。
会計上、税務上も今後、きちんとした議論がなされ、指針がでるのではないかと思われます。