昨日、平成29年8月10日に遅れていた東芝の平成29年3月期の有価証券報告書が提出されました。
監査法人であるPwCあらた監査法人の意見は<財務諸表監査>が『限定付き適正意見』、<内部統制監査>が『不適正意見』の表明となりました。
『限定付き』になるということは、監査法人側があるべきと考える会計処理をを、会社に認めてもらうことができなかった、納得してもらえなかった、ということになります。
そんな意見は監査法人内の審査で通ることはなく、限定付き意見などは結局できない、と思っていたので、監査法人内でも相当揉めたのではないかと想像します。
東芝の問題は社会的影響が甚大であり、一般的な会社には当てはまらないのでしょう。

とにかく、当面の上場廃止は免れたようなので、2期連続債務超過にならないように、メモリー事業売却を進めていくことになるのでしょう。今後の行方を注視していかなければいけませんね。